「東ふつ新聞」更新情報 八十三人目

もっと色々な 眼で見て耳で聞ける 作曲家 安野太郎さん 音楽映画浜みなとみらい線沿線。開国当時から残る建築物、中華街、みなとみらいの高層ビル群、または外人墓地など、様々なスポットが混在して、しかも、絶妙な華やかさとハイカラさを醸し出す。港町故の異国との窓としての存在がそうさせるのかもしれない。そして、港湾都市に必ずある簡易宿泊所街、ドヤ街。

横浜には寿町というドヤ街が今も存在する。横浜の明暗として区別される場合もある。作曲家・安野太郎(29)さんはみなとみらい線日本大通りに自身の事務所を構え、自宅を寿町に持つ。「横浜の持つ空気を知ってもらいたい」。横浜を舞台にしている氏の作品ではその明暗は分かれるのではなく、一緒くたになって迫ってくる。

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「東ふつ新聞」更新情報 八十二人目

高岡太郎さん 藝大大で陶芸の勉強がしたくて二浪をした。二浪の末に入学した後は受かって嬉しいというよりほっとした。こう話すのは現在、同大学院で陶芸を専攻している高岡太郎さん(25)だ。

二浪といっても藝大は浪人、留年が当たり前のこと。日本最高の芸術大学で陶芸を専攻していると聞けば多くの人は彼に羨望の眼差しを向けるのではないだろうか。

本人曰く、「サラリーマンになりたくなかったから楽しく、かつ金になるという漠然とした理由で陶芸家を志した」という。

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「東ふつ新聞」更新情報 八十一人目

つい王道避ける癖 巡り巡った影日向 眼鏡店店員 檜野文さん司の愚痴か転職、彼氏、彼女の話、いつも変わらない話題に花が開く。果てしなく続くような月曜日から金曜日、心身共にギリギリの毎日。「どうしてこんなになっちゃったんだろう」、なんて、自分を哀れんだりする。ごく一般のふつうの人には、こんな会話、時間が必ずあるのではないだろうか。

眼鏡店勤務の檜野文さん(29)もそんなふつうの人の一人だ。その“ふつう”はどういう風にできたのだろうか。どんな“ふつう”でも、“ふつう”が生まれる過程にはふつうではないエピソードが隠れている。

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「東ふつ新聞」更新情報 八十人目

劇団“制作” 松本朱音さんは山に登っていた。ただ、どうしても高い山に登りたくなった。「いつでも登れる」なんて思っていたら、あっといういまに一生は過ぎてしまう。だから、今登る。「大事なことはそのときにしなくてはいけないから」

「こっちはプロ意識持って、明日死ぬと思ってやっとんじゃい!!」

「劇団」というと必ず「趣味でしょ?」と言われることへの反発。
松本朱音さん(26)、劇団で“制作”をしている。

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「東ふつ新聞」更新情報 七十九人目

Img_587ンターナショナル化が進み、留学する日本人も増えたが、日本にも外国人が増えた。仕事、学業、バカンス、亡命……、理由は多々ある。趙偲宇(ちょう・しう)、中国遼寧省出身、26歳。彼女の場合はどうだろうか。

「日本の女性は美しいと思います。着物を着たときのうなじ、足首の見せ方とかセクシーだと思う。そういうとこに気付いている日本人は賢いと思います」。日本に憧れて渡日してかれこれ6年、日本語も流暢だ。ときどき日本語の語彙を探す間があったり、イントネーションに四声の影響があるのがチャーミングだ。

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「東ふつ新聞」更新情報 七十八人目

役者 タレント 高山晶三さんタロ・カルヴィーノ著「木のぼり男爵」。主人公は家族から出されたカタツムリ料理を食べる事を拒否し、木に登る。木に登ったままその生涯を終えるが、陸地では見えなかったものを見、作れなかった関係を作る。

アルバイトをしながら役者、タレントとしての活動をしている高山晶三さん(33)の好きな本だ。在日韓国人3世である彼は、先天的な木のぼり男爵だといえる。「証明書上は韓国人、韓国に行けば日本人。どちらもオレの土地じゃないって思った」。

意図して登ったわけではないこの木の上で高山さんは何を見て、どんな関係を作っていったのか。

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「東ふつ新聞」更新情報 七十七人目

ふつうの人間が 写真家やってる 写真家・渡辺夏子さん(21)真家・渡辺夏子さんは、自分が芸術性の高い人間ではなくふつうの人間であると言い切る。

14のとき一眼レフのカメラを自分も手にして以来、手放すことはない。今では「おとぎ話」をはじめ、数々のバンドのライブ写真を貪欲に撮る写真家兼普通の大学生だ。

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「東ふつ新聞」更新情報 七十六人目

平野真悟さん RAMP(=若者文化の交差点)エゾメ会った頃はドレッドヘアーにダボダボの服に身を包み、どこからどう見ても流行の先端を駆け抜けるダンサーにしか見えなかった。一言で彼を表現するならば音楽とクラブがあればお腹いっぱいという若者。3年後、私は彼に再会をする。

再会した彼は昔の面影はすっかり消え、「何か楽しいことを一生やり続けていけることはないか」と模索し続ける好奇心旺盛な青年になっていた。それでも今も昔も変わらぬ物腰さと優しさは、見るものをほっとさせるに違いない。

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「東ふつ新聞」更新情報 七十五人目

末吉広毅さん 諦めるために やってきました 書店員出版社が開講している「編集者・ライター養成講座」で、参加理由に彼が述べた言葉だ。

末吉広毅さん(31)が最初に正社員として就職できたのは28歳のとき、150社もの会社を受けた末に入った新聞社だった。

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「東ふつ新聞」更新情報 七十四人目

がむしゃらに 大切なものを求め 外国人モデルエージェンシー 加藤友也さん カナダ10年間、トラックの運転手をしていた。毎日、何に対しても満足できなかった。その頃、4年間付き合っていた彼女にも振られた。自分の居場所というものがなかなか見つからなかった。

彼が見つけた自分の居場所-それはカナダだった。「自分の人生が180度変わった」。そう話すのは現在、外国人モデルエージェンシーでマネージャーとして働いている加藤友也さん(32)だ。

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